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3年生
読書は「世界を広げる扉」——3年国語・読書指導
読書感想文ではない、読書指導 「読書指導」と聞くと、夏休みの読書感想文や朝読書を思い浮かべる人が多いだろう。しかし学習指導要領における「読書」は、それよりずっと広く、知識・情報を得る手段、世界を広げる扉として位置付けられている。 3年生の読... -
学級経営
「友だち先生」になる前に——学級づくりは縦糸を先に張る
「友だち先生」と呼ばれる教師 学級が崩れていく教師には、ある共通点があるらしい。 「優しい先生」「面白い先生」「子どもと仲のいい先生」——一見、悪く聞こえない言葉。だが、現場ではこれが警戒すべき兆候として語られることがある。「友だち先生」。 ... -
3年生
文字の組立てと筆圧の呼吸——3年国語・書写と毛筆の導入
毛筆は3年生からのデビュー 小学校で毛筆が正式に導入されるのは3年生だ。1・2年生は硬筆(鉛筆)のみ。3年生で初めて、子どもは筆を持つ。 「墨で服を汚すから嫌だ」「書道はむずかしい」——そう思う子もいる。しかし学習指導要領を読むと、毛筆の導入は書... -
3年生
言葉の響きと先人の知恵——3年国語・伝統的な言語文化
古典は5年生からではない 「古典」と聞くと、5年生の「古文・漢文」を思い浮かべる人が多い。しかし学習指導要領を読むと、伝統的な言語文化は1年生から始まっている。 1・2年:昔話・神話・伝承の読み聞かせ、言葉遊び 3・4年:文語調の短歌・俳句、こと... -
3年生
情報を扱う力は、3年生から育つ——3年国語・情報の扱い方
情報化社会の土台 3年生の子どもは、YouTubeを見て、ゲームで通信し、タブレットで調べ物をする。情報にアクセスする量は、10年前の大人を超えている。 だからこそ、情報を扱う技術——必要なものを選ぶ、整理する、引用する、出典を示す——が、3年生から必要... -
3年生
音読は「文章全体を体に通す」技法——3年国語・音読と朗読
音読は幼稚な学習ではない 「音読なんて1・2年の話では?」と思う人がいる。しかし学習指導要領を読むと、音読は学年が上がるほど高度になることが分かる。 1・2年:語のまとまりや言葉の響きに気を付けて音読 3・4年:文章全体の構成や内容の大体を意識し... -
3年生
文章は「構造」でできている——3年国語・文や文章の指導
なんとなく書ける子が、なんとなく書けなくなる 1・2年の作文は、短い文を並べれば成立する。「きょうは、うれしかったです。おべんとうが、おいしかったです。」——これで十分。 しかし3年生になると、文章の長さが増え、伝えたい内容の複雑さも増す。その... -
3年生
語彙は「思考と表現の原料」——3年国語・語彙指導の核心
「楽しい」しか言えない子 感想を聞くと「楽しかった」「すごかった」「おもしろかった」——3年生の子の語彙は、まだこの3語の周辺にとどまることが多い。 しかし人間の感情や状況は、そんなに単純ではない。「楽しい」の中にも、わくわく・うきうき・ほく... -
3年生
漢字は「構造を持つ体系」である——3年国語・漢字の指導
漢字に押しつぶされる前に 3年生で初めて、子どもは「漢字に押しつぶされそう」になる。 1年生は80字、2年生は160字。3年生は一気に200字。しかも漢字による熟語が教科書のあちこちに登場する。漢字嫌いが生まれやすいのは、ちょうどこの時期だ。 しかし学... -
3年生
言葉には二つの顔がある——3年国語・言葉の特徴や使い方
子どもは既に「言葉を使える」 3年生は、もう言葉を流暢に使う。話せるし、書ける。ならば、この単元で何を新しく身につけるのか。 答えは、「使っていた言葉を、対象として見つめ直す」ことだ。水の中に住む魚が、水の存在に気付くように。これまで無意識...
