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中学年
「郷土の伝統と文化を大切にする」——3年道徳・伝統と文化の尊重
「うちの町って、何があるんだろう」 3年生の社会科で「わたしたちの市」を学ぶ。地図を描き、商店街を歩き、古い建造物を訪ねる。子どもたちは、自分が住む町を初めて意識する時期に立つ。 「うちの町って、こんなものがあったんだ」「あのお祭り、ずっと... -
中学年
「生命の尊さを知り、生命あるものを大切にする」——3年道徳・生命の尊さ
「死」が言葉から出来事に変わる時期 ある日の休み時間、教室で飼っていたメダカが一匹、横向きに浮かんでいる。低学年なら「先生、寝てる?」と無邪気に聞きにきた児童も、3年生になると静かに水槽の前に立ち、しばらく動かない。「死んでる」と小さくつ... -
中学年
「他国の人々や文化に、親しみと関心をもつ」——3年道徳・国際理解、国際親善
教室の中の「外国」 教室の机の上に、児童が広げた給食の献立表がある。「今日のスープに入っているじゃがいも、どこから来たか知ってる?」と聞くと、ある児童が「北海道」と答え、別の児童が「外国かもしれない」と言う。スーパーの野菜売り場にもラベル... -
中学年
「家族みんなで協力して、楽しい家庭をつくる」——3年道徳・家族愛、家庭生活の充実
「お母さん、これ私やるよ」 ある日、給食の片付けを終えた子が、ふと言う。「うち、昨日お母さんが疲れてたから、お皿洗ったんだ」。横にいた子も話し始める。「私も、妹に絵本読んであげた」「弟と一緒にお風呂入った」。 低学年までは、家族に守られる... -
中学年
「みんなで協力して、楽しい学級をつくる」——3年道徳・よりよい学校生活
学級が「自分たちのもの」になる時期 低学年の学級は、まだ「先生のクラス」である。子どもたちは、先生が決めた席に座り、先生が決めた当番をやり、先生が決めたきまりを守る。それでうまく回っている。 3年生になると、これがゆるやかに「自分たちのクラ... -
中学年
「仲間集団を、本当の友情へ」——3年道徳・友情、信頼
「うちら」が始まる時期 3年生の教室で休み時間を見ていると、いつの間にか同じ顔ぶれが集まっている。窓際の席のグループ、廊下に出て遊ぶグループ、図書室に向かうグループ。それぞれに自分たちの遊びがあり、合言葉があり、ちょっとした秘密がある。 「... -
中学年
「自分と違う意見も大切にする」——3年道徳・相互理解、寛容
「えっ、なんで?」が増える教室 3年生の話し合いの場面で、よく聞こえてくる声がある。「えっ、なんで?」「ちがうよ、ぼくはこう思う」。低学年では「うん、そうだね」で流れていた話し合いが、中学年になると意見の食い違いが表に出てくる。 ある算数の... -
中学年
「分け隔てをしない、その難しさ」——3年道徳・公正、公平、社会正義
「鬼ごっこ、まぜて」と言われた瞬間 「鬼ごっこに、まぜて」と、休み時間に声をかけられたとき、3年生はどう答えるだろうか。仲のいい友達なら、何も考えずに「いいよ」。だが、あまり遊んだことのない子だったら、一瞬の間が空く。隣の友達と顔を見合わ... -
中学年
「進んでみんなのために働く」——3年道徳・勤労、公共の精神
「えー、今日も当番なの?」 教室の朝。日直の名前が黒板に書いてある。1年生の頃なら「今日は私の番だ」と嬉しそうに前に出ていた子が、3年生になると「えー、今日も当番なの?」と顔をしかめる。給食当番、配り当番、黒板係、窓係。やればよいのは分かっ... -
中学年
「なぜ、きまりがあるのか」——3年道徳・規則の尊重
「ルールだから守りなさい」の限界 3年生に「廊下を走らないで」と言うと、その場では止まる。だが、5分も経つとまた走っている。同じ子に同じ注意を、一日に何度もしていることに気付く。低学年なら「先生に言われたから」で止まるのだが、中学年になると...
