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中学年
「自分の特徴に気付き、長所を伸ばす」——3年道徳・個性の伸長
「自分のいいところ、書いてみよう」が難しい3年生 3年生に「自分のよいところを3つ書こう」と促すと、半分以上の子の手が止まる。とくに男子は「えー、ない」「思いつかない」と顔を見合わせ、女子は周りの様子をうかがいながら鉛筆をさまよわせる。 これ... -
中学年
「自分で決めた目標を、粘り強くやり抜く」——3年道徳・努力と強い意志
続けたかったのに、続けられなかった経験 なわとびの二重跳びがどうしても飛べない。習い始めたピアノが、難しい曲のところで止まったままになる。夏休みの自由研究を始めたのはいいが、最後まで仕上げられなかった。3年生の子どもに「途中で諦めてしまっ... -
中学年
「感謝の対象を広げる」——3年道徳・感謝
「いただきます」の向こうにいる人たち 給食前の「いただきます」を、3年生はちゃんと声に出して言える。だが、その「いただきます」の向こうに、どれだけの人の働きがあるかを問うと、すぐに答えられる子は意外に少ない。 野菜を作った農家、加工した工場... -
中学年
「正しいと判断したことを、自信をもって行う」——3年道徳・善悪の判断の核心
「正しいと判断したことを、自信をもって行う」——3年道徳・善悪の判断の核心 「分かっている」のに、できない 「廊下を走ってはいけない」と言われたとき、3年生でうなずかない子は、まずいない。1年生でも知っている。それなのに、休み時間が終わった廊下... -
中学年
「言われなくても、自分で考える」——3年道徳・節度、節制の質的転換
「お母さんに言われたから」からの卒業 「歯磨いたの?」「片付けは?」「明日の用意した?」——低学年までは、家庭でも学校でも、外からの声が生活を整える役割を担う。子どもの一日のリズムは、ほとんどが大人の声によって作られている。 中学年の「節度... -
中学年
「過ちを認められる強さ」を育てる——3年道徳・正直、誠実
「過ちを認められる強さ」を育てる——3年道徳・正直、誠実 言えなかった夜の、あの息苦しさ 子どもの頃、小さなうそをついた夜、布団に入っても目が冴えてしまう。誰かに「割れたお茶碗、誰がやったの」と聞かれて、何となく言いそびれた。次の日になれば忘... -
3年生
白地図は「情報を空間に置く道具」——3年社会・白地図と調査活動
真っ白な地図に、子どもが書き込む 3年社会の授業で、子どもの目が一気に集中する瞬間がある。真っ白な市の地図が配られて、「ここから自分で書き込んでいく」と告げられる時だ。地図帳のように完成された地図ではなく、自分が情報を入れる地図——白地図に... -
3年生
公共施設と古い建造物は「地域の地理に時間が重なる場所」——3年社会・市の様子の深掘り
図書館は誰のもの? 「図書館って、誰がつくっているの?」——3年生にこう問うと、最初は「先生?」「お金持ち?」と返ってくる。「みんなの税金で、市役所がつくって運営している」と答えると、教室がざわつく。 公共施設は、子どもが日常的に使っているの... -
3年生
地図記号と方位は「地図を読む文法」——3年社会・地図技能の出発点
地図帳を初めて開く日 3年生の社会科で、子どもは地図帳を初めて手にする。表紙をめくると、見たことのない記号、矢印のついた円、細かい等高線——地図には独自の言語があることに気付く瞬間だ。 文章に文法があるように、地図にも文法がある。それが方位と... -
3年生
地域の安全は「見えない連携」で守られている
火事が起これば消防車が来る。交通事故が起これば警察官や救急車が駆けつける。子どもにとって、それはかなり自然なことに見えている。 けれど、社会科で見たいのは、その「自然に見えること」の裏側だ。 なぜ、すぐに来られるのか。なぜ、消防署や警察署...
